ここでは数々の難事件を解決した記録を収めています


事件簿049:諸葛亮と過大評価の仕組み(前編)

 「なんか、この頃難しいそうな事書いてませんね、脳軟化現象ですか?」
 こんな事言われるようになった、27歳(未婚)軟派的探偵です。皆様お元気ですか?(媚び)
 今日もこんな時間(AM3:00)に懲りずに寝ずの更新してます。夜中に目が覚めるんだから仕方がない。眠れないし、しゃーなし更新です。でも中身はがんばってます(媚び)

 至高と思っていたモノが視野が広くなっておかげで、世の中にはイロイロあるんだなと思えるようになってくると、急に色あせてくるという現象があります。あるいは色あせた英雄に騙されたという気分になってくるかもしれません。こうなってくると、昔持っていた評価と正反対になることがママあります。かわいさ余って憎さ百倍って言うのがこれにあたりますかね?

 んで、僕の幼年期のヒーローは諸葛亮とシャーロックホームズでした。今回は諸葛亮をクローズアップして話を進めていきましょう。

 昨今、この諸葛亮の株は暴落してます。過大評価の部分が無くなっているとも言えますが、このような場合、勢いが付いて過小評価になってしまうことがあるように思います。まぁ随分昔の人ですから評価も難しい所なんですが。。。

 諸葛亮(孔明)は支那の三国志時代の英雄の一人で、蜀という国の宰相です。あんまり三国志とかを知らない人でも名前ぐらいはご存じかもしれません。軍師の代名詞としてとても有名ですから。この頃は団扇から光線を出す人として有名かもしれませんが。

 「通」の中では、この諸葛亮は政治家として優れていて軍事はイマイチだったという評価で固まっています。ただ光栄というゲーム会社が【政治=行政能力】という価値観を作ってしまったおかげで諸葛亮は官僚として"のみ"優れていたと勘違いしてしまう人が増えてしまいました。まぁたしかに優秀な官僚としての能力も持ち合わせているんですがね。
 世の中は基本的に軍事も含めてが政治です。その証拠に国の元首は必ず軍事権を握っています。官僚と政治家(得に閣僚クラス)の違いは主に国の方策(軍事を含む)を決めるのがの仕事という所でしょうか。諸葛亮はこの能力を評価されない傾向にあるように思えます。たしかに本来持つ政治能力はゲームに反映しにくいという部分もあるからかな?とは思いますが。

 少し話が逸れますが軍師といのは役職ではなく立場だと思います。主に君主の側近として国の方策を助言する人と言った所でしょうか?諸葛亮は劉備に【三顧の礼】で軍師の立場に付きました。ここで劉備もたいしたものだと思います。知識があり企画能力あるってのを知ってるとはいえ、20代の若者に頭を下げて部下にし、旧来の部下達を説得して諸葛亮の指示に従うようにと調整をやってしまうんですから。劉備も並の統率力ではありませんね。これ以後、劉備陣営は飛躍を遂げます。大胆な構造改革を行ったって所でしょうね。

 諸葛亮は多くの部分で優れていましたが、残念ながら能力で言えば他にも匹敵する人は居ました。では何故諸葛亮のみこれほど軍師として有名になったのか?これはまた次回の講釈で。

後編
参考:三国志の広場で論じた諸葛亮

















ウチって三国志の需要あるだろうか?
 


平成14年 10月24日


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