ここでは数々の難事件を解決した記録を収めています


事件簿070:お茶話

それは暑い日の事でした。

頼んでおいた本(同人誌)がナカナカ輸送されないので、とある公務員に催促メールを送った事から起きた、ささやかな事件のお話です。

 

1日目

「いつ頃届けてくれますか?」

「ん?・・・あっ!いや、覚えていたよ!もちろん。うん、近日中に送るよ」

「5時過ぎの公務員みたいな発言ですね」

 

6日後

「近日っていつ頃ですか?」

「お尋ねの事項は3番窓口にてご確認ください♪」

「お役所仕事かよ!」

 

7日後

「マダデスカ?」

「(3番窓口)ただいまたいへん混み合っております。誠に申しワケありませんガ、3階の12番窓口にて整理票を受け取ってから来て下さい。」

「税金泥棒!」

 

8日後

「(12番窓口)お問い合わせの整理票は、2番窓口に変更になりました。2番窓口にお回り下さい。」

「総理大臣になったら九州の公務員は給料3割カット政策を打ち立てる!今決めた!」

「(2番窓口にて)アイシールド21ってイイよね?」

「・・・」



−閑話休題−

痛みを伴う改革ですが、現状のやり方で在れば痛みを伴うのは庶民と呼ばれる人々だけでお金持ちには殆ど害はありません。その証拠にセレブ相手の商売に不景気はありません。

歴史を見ても貴族(大金持ち)を立ち直らせ、その余剰効果で庶民を潤そうとする方法で景気が回復するのは大変困難です。それもそのハズです。自分たちが回復したらその力を温存しようと考えるでしょう。国の力が回復しない以上、彼らは次ぎに来るかも知れない危機のためにせっせと貯蓄に励むことでしょう。他人の世話までみる気にはならないでしょうね。不景気を理由に引き締められるところは引き締めるのがオチです。

それに今は民主主義で資本主義。そこには貴族は存在しません。これは貴族の義務が発生しない事を意味します。そう考えれば今の貴族達は中世の貴族よりも居心地の良い時代かもしれません。

国が衰退したら、貴族も飢えるのではないか?という疑問もありますが、その答えには「NO」と答える事になるでしょう。

一部の貴族の人数が少なくなるだけで何も変わりません。これは貧しい国を見ていただければ判りますが、貧しい国でも貴族は存在します。先進国以上の豊かな生活も不可能ではありません。

一部の没落した貴族など彼らにとっては既に仲間ではなく、嘲笑する的の愉快な道化にすぎません。自分たちに降りかかるはずのない不幸にしか過ぎません。豊かな現実は想像力の欠如と隣り合わせなのかもしれませんね。

 

 

先週の土曜日、お母様が上京してきましたので、おデートをしてきたわけですが

何が楽しいかって貴方、タダで美術館に御飯ですよ。

人の財布でできるデートサイコー!、女の子はいつもこんな感じなんですか?いいですね。

囓れる臑があるかぎりぃーお母様、お元気で

 

まぁこれは楽しさの一部でしかありません。

夕ご飯はご馳走になって、いざ支払いとなったときに・・・

「財布忘れた・・・」

お、お母様、奢られる事を前提にしたのでワタクシ4千円しかもってきて無いザマスよ?

「ホテルに取りに行ってくる」

ということで、財布が届くまで、僕は待っていたわけです。

 

ここでワタクシが何が言いたいかと言うと

「ラボ国際交流センターのお母様方、ボランティアのお母様方、会社の皆様、ワタクシの忘れ物癖は遺伝です。大目に見てください」





























あっ本の代金払ってないや

平成15年 8月20日



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