ここでは数々の難事件を解決した記録を収めています


事件簿058:豊富な抱負

 皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。まぁ何がめでたいのかさっぱりわかりませんが、そこはそこ社会派の僕は長い物には巻かれます。
 ところで皆様ご存じでしょうか?おみくじは小吉、中吉よりもの方がなのです。小吉は「少し良い」中吉は「程々良い」吉は「良い」という意味なのだそうで吉の方が運勢的には良いそうです。神主さんに聞いてきましたので本当です。

 さて、今年の抱負は間抜けな失敗をしないです。失敗をしたくないとかじゃなくて、末代まで「ああ、あれね、ドボンね」とか、合うたびに一々言われる(アレねとかで通じるのもイヤダが)失敗をしたくないのです。
 まぁドボンとかは後輩達の悪意アル捏造でしかありませんから、賢明な読者諸兄は騙されないと思いますが。

 基本的にワタクシのような人物は失敗をしないと言う雰囲気を持ってます。なんせインテリですから(ここで失笑した人物は手を挙げてください。メモっておきます)
 という大前提を元に言わせて貰らいます。

 新年になってから勝ち続けているワタクシですが、1月4日は大変でした。一言で言えば岡山から静岡まで立ちっぱなし(約4時間)でした。

 後輩は言います「だから始発に乗れるように並ぶべきだと言ったでしょ」と。この発言は現場を知らない幹部のような発言と言わざるを得ません。

 岡山に着いて新幹線の入り口へ、始発は1時間後という事で次の発射の新幹線に並びました。帰省時の時は一駅過ぎれば結構な人が下りて座れたからです。
 そして新幹線が来ました。そして思わず笑いました。誤算です。入り口にも入れないですよ。人多すぎ。乗車率170%は伊達では無かったようです。
 気を取り直して始発の新幹線に並ぼうと思ったら、ここでまた誤算です。カナリの人が並んでいるのです。スグに並んでおけば良かったと後悔しながら並びました。
 そこはそこ始発ですので余裕で乗れましたけども。残念なことにあと五つって所で座れませんでしたが。でも乗りました。どうせ新大阪まで行けば人が下りるだろう、そこで座ろうと。

 姉さん、誤算です。誰も下りません。

 反対に乗ってきます。歯がみをしながらクレヨンしんちゃんを読んでいると、名古屋に着きました。名古屋では結構な人が下りて空席が目立ちます。ワタクシの近くの人も何人かが下りました。具体的言うと前の列後ろの列の人達が。そしてもちろん、前に並んでいた人後ろに並んでいた人が座ります。ワタクシは立ったままです。

 まさに不運のピンポイント攻撃ですよ。

 さらに追い打ちをかけるように絶望はやってきました。後ろに並んだのは高齢者さんなのです。これは人道的に見て、空いたら譲らざるを得ません。座れぬ事が決定的になりました。

 いい塩梅に足が棒になった頃、静岡に付きました。やっと随分席が空いて座れそうです。そんなおりにアナウンスが響きます。「次は東京」と。
 今日最後の誤算です。この新幹線、新横浜止まりやがらないのです。もちろん涙を拭きながら静岡で下りて次の新幹線に乗り換えて帰りました。

 新春のお笑いに満足していただけたでしょうか?





















今年の厄は落としたと思いたい

平成15年 1月5日



<戻る>