ここでは数々の難事件を解決した記録を収めています


事件簿036:ダサイって駄作となんか関係あるのかしらん?

 雨の音は好きです。
 雨の匂いも好きです。
 でも雨が靴の中に進入してくるのは好きではありません。

 夜中に目が覚めて、躁状態な為、二度寝が出来ず、雨の音を聞き、本なんぞ読んでいるのですが、得に楽しくもなく、どうせだからと更新しています。
 ところで、冷めた珈琲は何故アイスコーヒーより不味いのでしょうか?何故冷珈琲とは呼ばず、Ice Coffeeなのでしょうか?でも漢字で「珈琲」だと熱そうなイメージはありますね。

 躁状態のワタクシは、冷静さのタガが外れると「いやん、いやん、リンダ困っちゃう」的な文章になりかねないので、注意して冷静に書こうと思います。

 なんせハードボイルドですから。其処ひらがなで書かない。

 よく他人様からも指摘を受けるのですが、ワタクシにはセンスがない。ここで「キオスクにも売ってますよ、そりゃ扇子やがな」とか一人ボケ、一人ツッコミを脳内でやられた方は、正直名乗り出てください。
 ファッションセンスから始まって色のセンス、お洒落な会話のセンス、コラージュのセンスなどです。こんなにセンスが無いのに、よくデザイナー(副業、心の本業は探偵)なんてやってられますね、とか言われ無いですが、思われてるぐらいはしてるかもしれません。

 「親がやってたので惰性でやってます」

 まぁ大きな理由ではありますが、僕がデザインに惹かれたのはその職業が参謀に似てるからです。
 皆さんはデザインには二通りあることはご存じでしょうか?大きく分けて自分を表現するデザイン。芸術と言い換えてもいいかもしれません。もう一つは、クライアントが持っているビジョンに具体性をつけるデザインです。後者が僕の職業(副業)です。
 芸術のデザインは悪まで個人の美を追究するもので、自分と趣味のあった人であれば有益ですが、基本的には他のモノを受け付けません。その違いは職業として見るか、趣味としてみるかで大きく変わってくると思います。

 参謀の仕事というのは、部隊の危機管理もさることながら、多くは大将(クライアント)の構想を具体的な形にする職業です。参謀と聞けば、よく諸葛亮などを思い浮かべるかもしれませんが、あれは代理の大将であって参謀ではありません。それを間違えて、思いつきのビジョンを大将に押しつける愚は参謀とは言えませんね。

 んで、古代の武将に憧れていたワタクシは回りを見渡したとき、この参謀の仕事に近いのが身近にこれしか思いつかなかったせいもあり、現在に至るわけです。デザインは二の次ってこの業界では異端児(ダサイ)かもしれないと思っちゃったりします。

 まぁセンスは膨大なパターンの集積でカバーできると信じています。でも、二流になれても一流は無理だなぁと漠然とした不安でごめんなさい。

 という紆余曲折があって世界的にも珍しい、あんまりデザインに拘らない(見やすさ、情報の整理優先主義)、ダサイデザイナーが誕生したわけです。世の中イロイロですね。

















ソロソロ風水で色を決めるのはやめよう
 


平成14年 6月15日


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