●三年鳴かず飛ばず●

現実は油断がならない。

意気揚々と前進していたのが昨日である。

それが今は南の地方国に向かう馬上である。

有りもしない盗賊の退治を"勅命"に。

着いて、天を仰ぎたくもなる

王は酒色耽り、臣は賄賂を獲るのに余念がなく、

商人達は利権をあさり、民は省みられることがない。

世に言う盗賊とは彼らのことか?

むかし、むかし、悪い王様がいました・・・


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