中華歴725年 春
監軍である彼は率いる兵は居ない。だが味方は大敗したのは事実である。
首脳部は全滅、最後に残った高級仕官として敗軍を統率せねばなるまい。
ともかく補給基地まで行けば味方軍と合流も可能だろう。
作戦参謀たちと分析し味方軍との合流地点の検討をする。
同時刻
補給部隊幹部は悩んでいた。数万あった軍隊が瓦解したとの報告をうけたからだ。
敵軍もこちらを包囲する方向で動いているようだ。
彼は決断した。誰も思いもつかない方法で退却し、味方軍と合流しよう!
同時刻
援軍として新しい指揮官として城を立った人物がいた。
彼は事前に兵糧がなければ軍をまとめることなど
不可能に違いあるまいと、この状態を分析た
故に補給部隊の居た位置に急行した。
この三通りの正しい決断が、後に喜劇を生むことになる。
この喜劇たる所以は何も味方だけでは収まらなかった。
敵軍も不可解な動きに幻惑されることになったのだ。
結果軍事力の逐次投入という愚策に終わり敗軍を招いたのである。
怪我の功名とはいえ、合流した蔡王朝軍は強襲を敢行し見事敵を破ることになる。
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TRPGの要素をもう少し入れて潜入工作ものにするのがヨカッタかもしれませんね
分かり難いというご不満の声も聞きましたので
もう少し分かり易いシナリオと行動分岐を提示するようにしなければいけません
皆が皆、常連様のような政治話が好きではないはずなので
今回は反省です